最近よく聞くリスキリングって何?リスとキリンのこと?
リスでもキリンでもなくて「学び直し」のことだよ
最近以前に比べて「リスキリング」という言葉を聞く機会が増えてきました。
リスキリングとは
「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で求められるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得す/させること」
(出展)リクルートワークス研究所「リスキリングする組織~デジタル社会を生き抜く企業と個人をつくる」
とされています。
もともと、LIFE SHIFT(リンダ・グラトン/アンドリュー・スコット著、東洋新報社)の本を代表に、
人生100年時代を見据え、自分のキャリアの移行に向けて学び直すことの必要性などが言われてきました。
それが、コロナ禍がはじまってから世の中の流れがとても早くなったように感じています。
オンライン会議や在宅勤務が普通になり、副業や転職する人も増えています。
以前は遠くにあったものが、急に目の前に現実のものとして迫ってきた、そのような感じです。
自分は今の仕事が気に入っており、今すぐに転職したい!という気持ちがあるわけではないです。
ではなぜリスキリング、学び直しに興味があるの?
以前、柳川範之さんの「日本成長戦略40歳定年制」(さくら舎)を読んでから、
「学び直し」について漠然と考えていました。
本の中では「1クール20年の”人生三毛作”制度」としての考え方として40歳定年制というアイデアが挙げられています。
時代の流れが加速している今、
会社に入社前の学生時代に身に付けたスキルで定年まで乗り切るのは現実的ではなく、
「75歳まで働ける社会」をつくるために、
おそよ20~40歳、40歳~60歳、60歳~75歳と20年を一区切りとして「スキルの再構築」をして
「多様な働き方」を目指していく、「学び直すのが普通」だという社会に変えていくのだというものでした。
この本を読んだ時点で40歳はまだ先でしたが、40歳が手が届きそうなところまで近付いてきた今、
40歳の時に自分のスキルを棚卸しして、その後の20年を考えたい、
自分の中に選択肢を持っておきたいという思いが強くなってきました。
今のところ、自分の中に軸を2つ持っておきたいと考えています。
- 今の業務で専門性を高めていくこと
- 今の時代にあったスキルを身に付けていくこと
この2点を意識して、40歳に向けてスキルの学び直しをしていきたいと考えています。
大企業などでは、会社として社員の「学び直し」を支援するというニュースをよく見かけます。
Zホールディングス、文系社員700人がAI人材に変貌: 日本経済新聞 (nikkei.com)
日経新聞(全て会員限定の記事です)
ヤマト、本気のリスキリング デジタル人材1000人目標: 日本経済新聞 (nikkei.com)
日立、リスキリング管理システムを全社員に導入: 日本経済新聞 (nikkei.com)
大企業ほど、今後の社会の状況変化にあわせてビジネスモデルを変更していくのに際して、
社員への教育にお金をかけられるという現状があるのでしょうか。
そのような状況がうらやましくもあります。
ただ、会社主導のリスキリングを待ち、ただ手をこまねいても自分自身に変化はありません。
そこで、まずは40歳になったときに、能動的に、主体的にその後の自分自身のキャリアを考えられるよう、
そして、ワクワクする方向を選択できるよう
「個人的リスキリング」を行い自分自身のスキルの再構築に取り組むことにしたのです。
「リスキリング」は本来的には会社が主導で行われることを指すようですが、
自分自身を技術革新やビジネスモデルの変化に対応させていくため、新しいスキルを学んでいきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
明日も心豊かに過ごせますように。
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