子どもに伝えるお金との関わり方

お金のことって難しいよね。。。

そうだね。将来子どもに伝えるとしたら何を伝えたいかな。

お金のことを考えるのは難しいですよね。

お金があればあるほど良いということではないですが、生活していくための安心感や、何かやりたいことができたときに選択肢を狭めなくて済むことにはつながるのかなと思います。

子どもが社会に出るときに、お金との付き合い方を伝えるとしたら何を伝えるでしょうか。

結局は自分で経験しながらでなければ実感としてわからないですが、仮に子どもに伝えられるとしたら何を伝えたいかという観点でブログを書いてみたいと思います。

あくまでも個人的に考える大切なことです。

目次

社会に出てからのお金との付き合い方

お金との付き合い方については、一人ひとり価値観、考え方が異なると思いますが、私が考える子どもが社会に出てからのお金との付き合い方で大切だと思うことは下記の5点です。

社会に出てからのお金との付き合い方
  1. 初任給から給与天引き貯金を行うこと。
  2. 一定程度の貯金が貯まったら定期預金に預けること。
  3. お金の置き場所について検討すること。
  4. 住宅ローン以外の借り入れを行わないこと。
  5. お金を使うタイミングを考えること。

それぞれについて、考え方や理由について書いていきたいと思います。

初任給から給与天引き貯金を行うこと

まずは、給与の支払い額の一定割合を天引き貯金をして、天引き後の金額の範囲内で生活をすること。
初めから天引きした金額はないものとして生活をする。強制的に貯金をする習慣を始めから作ることは大切です。

本多静六さんの「私の財産告白」という有名な本があります。
本多静六さんは、貧農の生まれから東大教授になり、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築いた方ですね。

この独自の蓄財投資法の基礎となったのが、「月給4分の1天引き貯金」です。
給与の4分の1、つまり25%を天引きした上で、残りの金額で生活をするというものです。

この本の中で、本多静六さんがこの蓄財投資法を始めるきっかけとなる、留学先の博士からのアドバイスが書いてあります。

「財産を作ることの根幹は、やはり勤倹貯蓄だ。これなしには、どんなに小さくとも、財産という名のつくほどのものはこしらえられない。さて、その貯金がある程度の額に達したら、他の有利な事業に投資するがよい。貯金を貯金のままにしておいては知れたものである。

私の財産告白(本多静六、実業之日本社文庫)

本多静六さんのように給与の4分の1はできなくても、一定額の天引き貯金をして、貯金する習慣と自分の資産の基礎となる貯金を作ることからスタートすることが大切ですね。

一定程度の貯金が貯まったら定期預金に預けること

一定程度の貯金が貯まったら普通預金から定期預金に預ける先を変えて、利息を得ることを経験すると良いです。

最初から投資に回した方が良いという意見もあるかもしれませんが、若いうちは、お金がかかるライフイベントが控えていることを考えると、定期預金でも良いのかなと考えています。

地方銀行の普通預金だと0.001%程度のところ、ネット銀行の1年の定期預金で0.2%程度であるため、利息を得る実感を感じることができます。

私としても、1年間待てば利息をいただけるという経験は新鮮だったことを覚えています。

お金の置き場所について検討すること

ある程度お金との付き合い方に慣れてきたら、普通預金、定期預金以外でのお金の置き場所を検討することです。

先ほどの「私の財産告白」の中でも、書かれていましたね。

さて、その貯金がある程度の額に達したら、他の有利な事業に投資するがよい。貯金を貯金のままにしておいては知れたものである。

私の財産告白(本田静六、実業之日本社文庫)

お金をどこに置いておくかで、資産の形成の速さは異なります。仮に株式で5%のリターンを得ると、定期預金の利率0.2%の25倍です。

株式として持つのか、債券として持つのか。
低コストのインデックスファンドやETFとして持つのか、高配当株式として持つのか。
そして、それぞれの資産クラスをどのような配分として持つのか。

これらは、定期預金と異なり、日々値動きがあります。

自分がどれくらいの値動きに耐えられるのか(リスク許容度はどれくらいあるのか)を経験しながら、少しずつ置き場所を変えていくのが良いと思います。

なお、配当を再投資していくと複利の力が効いてさらに資産形成の速さが加速しますね。

住宅ローン以外の借り入れを行わないこと

住宅ローン以外の借り入れは極力避けること。

自動車ローンであったとしても、定期預金の金利が0.2%程度であるのに対して、自動車ローンの金利が2%弱~3%程度ですね。

仮に自動車が必要なら、自動車ローンではなく預金が貯まってから購入できる範囲の自動車を購入することでも良いと思います。

お金を使うタイミングを考えること

お金をいつ使うのかということも大事ですよね。老後資金のためだけに、貯め続けるのかということにつながります。

以前読んだ「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」(ビル・パーキンス、ダイヤモンド社)の中で、こんなことが書いてありました。

「経験を最大限に楽しめる黄金期は、一般的な定年期の年齢よりもっと前に来る。」

「この真の黄金期に、私たちは喜びを先送りせず、積極的に金を使うべきだ。」

「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」(ビル・パーキンス、ダイヤモンド社)

若いうちにしかできない経験にお金を使う。家族との思い出を作るためにお金を使う。

その時にしか使えないお金というものもきっとあるはずです。

将来と現在のバランスをどのようにとるか、という身も蓋もないお話になってしまいますが、結局はそういうことが大切なのだと思います。

さいごに

今日は、子どもが社会に出るときに伝えたいお金との関わり方について書かせていただきました。

最後に、「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」には次の記載もありました。心に沁みたので、記録しておきます。

「あなたは子どもの記憶のなかで、どんな存在でいたいだろうか?子どもと一緒にどんな経験をしたいか、と言い換えてもいい。手遅れになる前に、それをよくよく考えていくべきだ。」

「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」(ビル・パーキンス、ダイヤモンド社)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今日も心豊かに暮らせますように。

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